こんにちは、伴走パパです。
先日、千葉県市川市にある市川中学校の学校説明会に行ってきました!
言わずと知れた「千葉御三家」の一角。幕張メッセでの大規模入試でもお馴染みの超人気校です。
ネットの情報だけでは分からない、リアルな通学事情から、ICT教育への独自のこだわり、そして親としての価値観とのシンクロなど、非常に濃い内容でしたので、今回も熱量高めでレポートします!
🏫 市川中学校の基本情報と難易度
まずは、市川中学校の基本的な情報と最新の難易度(偏差値)です。
- 学校名:市川中学校・高等学校(完全中高一貫・共学校)
- 所在地:千葉県市川市本北方2-38-1
- 最寄駅:JR総武線「本八幡駅」、JR武蔵野線「市川大野駅」からバス10分~15分
- サピックス偏差値:1回目:58 / 2回目:59
千葉の共学最難関にふさわしい、堂々たる高難易度です。
最近流行りの「コース別募集」などは行わず、一括でこの高い偏差値を叩き出している点に、伝統校としての揺るぎない風格と自信を感じます。
🚌 気になる「駅から遠い問題」とバス通学のリアル
市川中を検討する上で、多くの親御さんが心配するのが「駅から学校が遠い(バス通学)」という点ではないでしょうか。説明会後に先生に、このあたりのリアルな通学事情も詳しく聞いてきました。
結論から言うと、「思ったよりもストレスはないのかも」というのが私の印象です。
- 始業時間とバスの目安: 朝7:40に駅(本八幡駅など)に着けば、8:10の始業には十分に間に合うとのこと。
- 運行状況: 今後さらにバスの本数が増える予定だそうで、朝のバス待ちは少しずつ解消される見込みです。何より「バスに乗れなくて遅刻した生徒はゼロ」という実績を聞き、親としては一安心しました。
- 裏ワザ(?)的な対策: もしどうしても「朝のバス待ちの列が嫌だ」という場合は、「少し早めの電車で駅に着くようにする」か、あるいは「駅から自転車通学にする」という選択肢もアリだそうです。
7:20より前だとほぼ待ち時間なくのれるようですよー👍
🧠 印象:すべての生徒を見捨てない「手厚いフォロー」
説明会全体を通して伝わってきたのは、「学校側がすべての生徒を本当に細かく、手厚く見てくれる」という安心感でした。
この姿勢のルーツは、創立者の想いにあります。創立者の方は、松尾芭蕉の以下の俳句に深く共感し、学校を立ち上げたそうです。
「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」 (見過ごしてしまいそうな道端のなずな(ぺんぺん草)も、よく見れば健気に、美しい花を咲かせている)
目立つ大輪の花だけでなく、一人ひとりの小さな「なずな(個性や可能性)」を大切に育てる。この「なずな精神」というルーツが、今も先生方のきめ細かい体制に引き継がれています。
実は我が家の娘は、初めての環境だとどうしても物怖じしてしまうところがあるため、このような「置いていかない、しっかり見てくれる」という学校側の姿勢には、非常に大きな安心感を覚えました。
📚 「生涯学び続ける」という学校の価値観と、我が家のシンクロ
市川中が掲げる大きな目標の一つに、「生涯学び続ける人材を育てる」というものがあります。この言葉を聞いたとき、心の中で深く共感してしまいました。
というのも、私と妻の共通の趣味は「勉強」だからです。 我が家では、休日になると夫婦でカフェに出かけ、それぞれ黙々と勉強して過ごしています。大人になっても学ぶ楽しさを知っている身としては、学校側が「生涯学び続ける」を本気で目指している姿勢に、我が家の家庭の価値観とガチッと合致するものを感じました。
📖 第一・第二・第三の教育と「図書館」の充実
その言葉通り、市川中では「図書館」を非常に重要な役割として位置づけています。 学校の考え方として、
- 第一の教育機関 = 家庭
- 第二の教育機関 = 学校(授業)
- 第三の教育機関 = 図書館(自学)
と定義されているそうです。実際の図書館(メディアセンター)は圧巻の蔵書数「12万冊」で、司書の先生が今注目の本をきれいにディスプレイしてくれていたりと、細かいところまで実に行き届いていました。ここなら自ら学ぶ楽しさにどっぷり浸かれそうです。
🌎 独自の教育方針:リベラルアーツと「あえてICTを使わない」決断
① リベラルアーツ教育とは?
市川中では、文理にとらわれない日本・世界で通じる圧倒的な基礎力を身につけるため、「リベラルアーツ教育」を採用しています。
【リベラルアーツ(Liberal Arts)とは】 特定の専門分野に偏らず、人文科学・社会科学・自然科学などの幅広い分野を横断して学ぶ教養教育のこと。元々は古代ギリシャ・ローマ時代の「人間を縛りから解放する自由な学問」に由来し、現代では『自ら課題を発見し、多角的な視点で論理的に物事を考える力』を養うための土台として重視されています。

② 【驚き】中1・中2は「ICT一切禁止」の衝撃
この変化の激しいICT時代において、非常に驚いたのが「中学1、2年生の間は、タブレットなどのICT機器を一切使わない」という方針です。
一見すると時代に逆行しているようにも思えますよね。しかしお話を伺うと、「まずは自分の頭と手を使って徹底的に考えさせる」という、長年の教育実践から導き出した市川なりの「一つの答え」なのだと分かり、非常に納得がいきました。基礎の土台をアナログで固めてから、満を持してデジタルを活用していくわけです。
⚖️ 「広尾学園」と「市川」、究極の2択問題
以前に見学へ行った「広尾学園」は、最先端のICTや国際化を前面に出した先進的な素晴らしい学校でした。今回の「市川」は、それとは真逆とも言えるアプローチ(伝統・アナログな基礎固め・手厚さ)をとっています。
お互いの偏差値も同程度ですので、両者で悩む方がたくさんいらっしゃりそうですね。
アプローチは180度違いますが、「どちらも独自の教育論で、それぞれ一つの正解に達している素晴らしい学校」だと強く感じました。
「どっちがいい?」と聞かれたら、本当に迷います。「犬派か、猫派か」並みに好みが分かれる、まさに究極の選択です 笑。我が子の性格や、家庭の教育方針に合わせて選ぶべき究極の分岐点になりそうです。
広尾学園の学校説明レポは👇をご覧ください。

🚀 自立を促す仕掛けと、中3からの「発展期」
📅 手帳によるスケジュール管理
生徒全員にオリジナルの手帳を配り、自分でスケジュールを管理させる取り組みを行っています。これは東邦大東邦や豊島岡女子などでも取り入れられている実績のある方法ですが、自己管理能力を育てる手厚い仕組みですね。
🏆 中3・高1の「発展期」と課外活動
中学校3年間で、すでに多くの生徒が「英検準2級」を取得するという基礎力の高さにも驚きましたが、中3・高1からはその基礎を応用へ昇華させる「発展期」に入ります。 生徒たちは、自ら興味のある以下のようなハイレベルな課外授業を主体的に選んで挑戦します。
💡 The World Scholar’s Cup(WSC)とは 世界中の中高生が競い合う、国際的な総合アカデミック大会。すべて英語で行われ、ディベート、エッセイ執筆、教養クイズなどを通して、世界的な視野と協調性を養います。
💡 日経ストックリーグとは 日本経済新聞社が主催する、中・高・大学生を対象とした金融・経済学習コンテスト。チームで仮想の元手を使って株式投資を行い、企業調査やレポート作成を通して生きた経済の仕組みを学びます。
さらに、各界の第一人者を学校に招いて講演を行う「市川アカデメイヤ(土曜講座)」なども実施されており、生徒の視座をさらに高める仕掛けが目白押しでした。
部活動も強制ではないものの、約9割の生徒が何かしらに所属しているそうで、生徒たちの主体性と積極性の高さが伺えます。
✍️ 【入試情報】市川中学が求める生徒像
最後に、入試問題の傾向についても触れられていました。各教科の求める力は以下の通りです。
- 算数: 単なる計算力ではなく、深い「思考力」を見る
- 国語: 自分の言葉で表現する「記述力」重視
- 社会: 単語の丸暗記ではなく、歴史や地理の「流れの理解」
- 理科: 教科書の中だけでなく、「日常生活を理科の視点で思考する」問題
まさに、市川中学校が掲げる「自ら考え、生涯学び続ける生徒」にふさわしい素養を持った子集めたい、という学校からの強いメッセージが詰まった入試問題だと感じました。
💬 まとめ
千葉最難関の伝統校というプレッシャーはありつつも、その本質は「なずな」のように一人ひとりを優しく、手厚く見守ってくれる温かい学校でした。
我が家のように「ちょっと初めての場所では物怖じしちゃうな」というお子さんをお持ちの親御さんにこそ、この手厚い環境は強く刺さるのではないかと思います。
サピックス5年の過酷なカリキュラムの中、娘も日々ドタバタと頑張っていますが、こうして実際に学校の熱意に触れると、「この環境に娘を預けられたら最高だな」と、親の伴走へのモチベーションも改めてグッと高まりました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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